SOSの猿 4 おばか隊 [きょうのできごと]
災害後、被害状況がわかるにつれて大島の人達は、
虚無感や絶望感に支配されてしまったのだという。
それは、そうだろう。商店街を含む港湾施設は全て流され、
島の大きな産業である観光も漁業も再開のめどは全くたたないのだから。
その時立ち上がったのが島の青年団の人達だった。
瓦礫を片付け、少しでも島を元の姿に戻そうと動き出した。
しかし、絶望感に支配されていた人達はそんな彼らを冷ややかな目で見ていた。
無駄な事だと。馬鹿な奴らだと。
彼らは自虐的に「おばか隊」(最初は「お」がついていなかったそうだが、あんまりなので「おばか」になったとか)と名乗り、活動を続けた。
その熱意はやがて島の人達に広がる。復旧に向けて島全体が動き出す。
熱意は島の外にまで伝わってゆく。
賛同した企業がボランティアを派遣し、瓦礫の撤去を手伝うことにより島の復旧作業は加速した。
島から帰る日の事。
フェリーで気仙沼港に向かう僕らをおばか隊はのぼりをふって見送ってくれた。
ずーっとずーっと。
フェリーがリアス式の岬を曲がって港が見えなくなるまで。
虚無感や絶望感に支配されてしまったのだという。
それは、そうだろう。商店街を含む港湾施設は全て流され、
島の大きな産業である観光も漁業も再開のめどは全くたたないのだから。
その時立ち上がったのが島の青年団の人達だった。
瓦礫を片付け、少しでも島を元の姿に戻そうと動き出した。
しかし、絶望感に支配されていた人達はそんな彼らを冷ややかな目で見ていた。
無駄な事だと。馬鹿な奴らだと。
彼らは自虐的に「おばか隊」(最初は「お」がついていなかったそうだが、あんまりなので「おばか」になったとか)と名乗り、活動を続けた。
その熱意はやがて島の人達に広がる。復旧に向けて島全体が動き出す。
熱意は島の外にまで伝わってゆく。
賛同した企業がボランティアを派遣し、瓦礫の撤去を手伝うことにより島の復旧作業は加速した。
島から帰る日の事。
フェリーで気仙沼港に向かう僕らをおばか隊はのぼりをふって見送ってくれた。
ずーっとずーっと。
フェリーがリアス式の岬を曲がって港が見えなくなるまで。








コメント 0